ダイハツ アトレー S710V について調べてみた

「S710V」は、ダイハツが製造・販売する軽商用車「ハイゼットカーゴ」および軽乗用・貨物車「アトレー」の4WDモデルに割り当てられた車両型式です。後輪駆動(2WD)のS700V型に対し、悪路走破性に優れた全輪駆動(4WD)仕様となっています。
アトレーRS

S710V

このモデルはスクエア形状のボディにより広大な荷室空間が確保されており、アウトドアやレジャー、荷物の運搬など幅広い用途で非常に高い人気を誇ります。中古車市場でも4WDモデルとして安定した需要があるそうです。

車体と駆動方式

11代目のハイゼットカーゴ および6代目のアトレー に採用されており、力強い走りをサポートするパートタイム4WDまたは電子制御4WDシステムを搭載しています。

エンジンとトランスミッション

658cc直列3気筒エンジン(KF型) に、商用車としては初となるFR用CVT、または5速マニュアル(5MT)が組み合わされています。

燃費性能

グレードによって異なりますが、WLTCモード燃費は約14.7 km/L 〜 19.0 km/L と、優れた環境性能を発揮します。

究極の効率を追求した「スクエアボディ」

2021年12月のフルモデルチェンジで、車体構造が大きく進化しました。

新プラットフォーム「DNGA」の採用

軽商用車として初めて「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」を採用。高剛性化により、走行安定性と乗り心地が大幅に向上しました。

荷室効率を最大化するスクエア形状

フロントピラー(前柱)やバックドア、側面を限界まで垂直に立てた箱型デザインです。上部のデッドスペースを無くし、車体サイズいっぱいに荷物を積めるよう設計されています。

軽量化と防錆(サビ)対策

高張力鋼板(ハイテン材)を効果的に使用し、車体を軽量化しつつ衝突安全性を確保。サビに強い亜鉛メッキ鋼板をボディ全体の多くに採用しています。

S710Vに搭載されているエンジン

「KF型」直列3気筒エンジン

S710V(ダイハツ・ハイゼットカーゴ / アトレーの4WD仕様)に搭載されているエンジンは、長年熟成を重ねてきた信頼性の高い「KF型」直列3気筒エンジンです。

エンジンスペック

項目ターボ仕様(KF-VET型)自然吸気(NA)仕様(KF-VE型)
種類水冷直列3気筒DOHC12バルブ(ICターボ付)水冷直列3気筒DOHC12バルブ
総排気量658 cc658 cc
最高出力64 ps(47 kW) / 5,700 rpm46 ps(34 kW) / 5,700 rpm
最大トルク91 N・m(9.3 kgf・m) / 2,800 rpm60 N・m(6.1 kgf・m) / 4,000 rpm
使用燃料レギュラーガソリンレギュラーガソリン
タンク容量38 L38 L

エンジンの主な特徴

低回転からの力強いトルク(ターボ)

ターボ仕様は、わずか2,800回転で最大トルク(91 N・m)を発揮します。重い荷物を積載している時や、坂道の多い地域、高速道路の合流でもストレスのない滑らかな加速が可能です。

FR用新開発CVTとの相乗効果

S710V(700系)へのフルモデルチェンジの際、軽商用車としては初となる「FR用CVT」が組み合わされました。エンジンの効率の良い回転域をキープしやすくなったため、従来の4速ATに比べて静粛性が格段に向上し、燃費も良くなっています。

電子制御4WDとの連携

CVT車にはクラス初の「電子制御4WD」が採用されています。路面状況に応じて前後輪の駆動力を最適に配分するため、エンジンのパワーをロスなく路面に伝え、悪路や雪道での走破性を高めています。

優れた実用燃費性能

WLTCモード燃費で約14.7 km/L 〜 19.0 km/L をマーク。お仕事での毎日の走行や、長距離の旅でも燃料代を抑えられる経済的な設計です

加速感・パワーの評判

ターボ仕様

新開発のCVTがエンジンの美味しい回転域を上手に使うため、出足から非常にスムーズです。高速道路の合流や追い越しでも「まるで1.5Lの普通車に乗っているかのようにグングン加速する」と大好評です。
4WD(S710V)の重量があっても、低い回転数(2,800rpm)から最大トルクが出るため、荷物を満載した状態の坂道でもエアコンをつけたまま力強く登ってくれます。

乗り心地・静粛性の評判

抜群の直進安定性

DNGAプラットフォームのおかげでボディ剛性が非常に高く、横風に煽られやすい箱型ボディでありながら、高速道路でもハンドルがブレずにまっすぐ走れる安心感があります。

乗用車に近いハンドリング

従来の軽バンのような「ユルいハンドル」ではなく、切った分だけキビキビ曲がるため、運転が楽しいという声が多いです。

「空荷」のときは硬くて跳ねる

最大350kgの荷物を積む前提の足回り(サスペンション)なので、荷物を何も載せていない時は段差での「突き上げ感」がかなり強めです。ファミリーカーとしての快適性を期待すると「硬すぎる」と後悔する声もあります。

後席(セカンドシート)はオマケ

4ナンバー(商用車)規格の限界まで荷室を広げた弊害で、後席はシートが薄く、足元も狭いため、長時間人を乗せるのには向いていません。
ダイハツ アトレー S710V について調べてみた

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